雄大な自然に恵まれた東北地方は、四季折々の美しい風景を楽しめる絶景の宝庫。
季節によって表情を変える自然の美しさは、訪れる人の心をそっと癒してくれます。
一生に一度は見たい東北地方(青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県)の絶景スポットを厳選してご紹介します。

奥入瀬渓流【青森県】

青森を代表する絶景といえば「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」。
十和田湖から流れる約14kmの渓流は、新緑や紅葉シーズンに訪れるとまるで絵画のようなグラデーションは感動レベルの絶景です。
せせらぎの音と苔むした岩、そして光が差し込む木々のコントラストが美しすぎて、歩いているだけで癒されます。
散策路が整備されているので、軽いハイキング感覚で楽しめるのも嬉しいポイントです。

白神山地【青森県】

世界自然遺産にも登録されている「白神山地」は、手つかずのブナの原生林が広がる神秘的なスポット。
数々の絶景ポイントの中でも、西側に位置する十二湖の一つ「青池」は特に有名で、最大の見どころと言っても過言ではありません。
水の色は時間や季節によって変化するので、自然が作り出した幻想的な美しい様子をゆっくりと眺めるのもおすすめです。
森林浴しながら散策すれば、心も体もリセットされること間違いなし!

龍泉洞【岩手県】

日本三大鍾乳洞の一つ「龍泉洞(りゅうせんどう)」。洞内に棲むコウモリと共に国の天然記念物にも指定されています。
入口から直線的に伸びる神秘的な洞窟空間、透明度の高い地底湖は見どころです。
特に「ドラゴンブルー」と呼ばれる青く透き通った地底湖は、思わず息をのむほどの美しさ。
真夏でも鍾乳洞の中は10℃前後とひんやりしているので、避暑スポットとしてもおすすめです。

浄土ヶ浜【岩手県】

三陸海岸を代表する景勝地であり、国の名勝に指定された「浄土ヶ浜」。
かつてこの地を訪れた僧侶が「さながら極楽浄土のごとし」と感銘したことからこの名がついたとされています。
白い岩と透き通る海、そして青空のコントラストがとにかく爽やか!より綺麗な色が見られる朝の時間帯に訪れるのがおすすめです。
夏は海水浴客で賑わう人気のスポットで「日本の快水浴場百選」に選ばれています。

田沢湖【秋田県】

日本で一番深い湖として有名な「田沢湖」は、吸い込まれるようなコバルトブルーが広がります。
湖畔には「たつこ像」という金色の像があり、観光のシンボル的存在。
ぐるっとドライブで一周するのも楽しいし、レンタサイクルで走るのも爽快!春夏秋冬どの季節も美しい湖です。

ゴジラ岩【秋田県】

男鹿半島の海沿いにそびえる「ゴジラ岩」は、まるでゴジラが海を見つめているような奇岩。
おすすめの時間は夕暮れ時で、夕日をバックに浮かびあがるシルエットは迫力満点の絶景です。
口元に夕日を重ねた「火を噴くゴジラ」を撮影しようと大勢の観光客やカメラマンが訪れています。
近くには、“なまはげ”ゆかりの観光スポットも多いので、ドライブがてら立ち寄るのにもぴったりの場所です。

松島【宮城県】

日本三景のひとつと知られる「松島」は、大小260あまりの島々が穏やかな海に浮かぶ絶景エリア。
高台にある「西行戻しの松公園」は、松島湾全体を見下ろすことができます。
春には桜、秋には紅葉と季節ごとの景色が楽しめるのも魅力です。
周辺には、牡蠣小屋やおしゃれなカフェも多く、絶景とグルメを存分に堪能できますよ♪
仙台から電車で約40分とアクセス抜群なので、日帰り旅行にもピッタリです。

蔵王の御釜【宮城県】

蔵王連峰の火口にある「御釜」は、エメラルドグリーンに輝く神秘的な湖。
湖面の色がまるで宝石のように輝いていて、思わず息をのむほどの美しさです。
実はこの色、光の角度や天気によって微妙に変化するため、訪れるたびに違う表情を見せてくれます。
山頂まで車で行けるので、ドライブ気分で気軽に絶景を楽しめるのも嬉しいポイントですね!

銀山温泉【山形県】

大正ロマンあふれるノスタルジックな温泉街「銀山温泉」。
木造の旅館が川沿いにずらりと並び、夜になるとガス灯の明かりが街をほんのりと照らします。その光景はまるで映画のワンシーンのようで、冬の雪景色は特に幻想的です。
温泉街を浴衣姿で歩きながら、川沿いの足湯やレトロなカフェを巡って、のんびりと散策を楽しむのも良いでしょう。
女子旅やカップル旅にも人気で「一度は泊まってみたい!」と思わせてくれる雰囲気抜群の温泉地。絶景×温泉を楽しみたい方におすすめのスポットです。

蔵王の樹氷【山形県】

自然現象とは思えないド迫力の「スノーモンスター」の愛称で呼ばれる樹氷。
雪と氷に包まれた木々がモンスターのように立ち並ぶ姿は迫力満点です!
夜にはライトアップもされ、日中とは違った白銀の世界が広がりロマンチックな雰囲気を味わえます。
スキーやスノーボードを楽しみながら、絶景を鑑賞できるのも魅力の一つです。

五色沼(ごしきぬま)【福島県】

裏磐梯(うらばんだい)にある「五色沼」は、自然が作り出した神秘的な場所です。
大小さまざまな沼が点在していて、エメラルドグリーンやターコイズブルーなどの色とりどりの水面が楽しめます。
なかでも有名なスポットが「毘沙門沼(びしゃもんぬま)」。
エメラルドブルーの湖面が美しく輝き、日差しの角度によって色が変化します。
遊歩道が整備されていて、「次はどんな色の沼かな?」とワクワクしながら散策できるのも魅力!アップダウンも少なく1時間ほどで回れるので、スニーカーさえあれば気軽に楽しめます。
都会の喧騒から離れて、心をリセットしたい時にピッタリの癒しの絶景スポットです。

大内宿【福島県】

江戸時代の宿場町がそのまま残る「大内宿」。茅葺き屋根の家が並ぶ風景は、タイムスリップしたような気分になります。
どの季節に訪れても絵になる場所ですが、雪が積もる冬景色は本当におすすめです。
名物の「ねぎそば」を食べたり、古民家カフェで休憩したり、ゆったりと散策するだけで癒されますよ。