別府温泉に行くなら「地獄めぐり」は、絶対に欠かせない定番の観光スポットです。
7つの地獄の見どころ、所要時間やお得に巡る方法をご紹介します。

別府温泉「地獄めぐり」の見どころ

海地獄

地獄めぐりの中でも知名度が高い「海地獄」はSNSなどで見たことがある方も多いと思います。
敷地内はとても広く、楽しめるスポットが数多くあります。

まずは、この地獄の見どころをご紹介します。
鶴見岳の爆発によりできた広大な青い池は、温泉成分である硫酸鉄が溶解しているため青く見えるのです。
自然が作り出した鮮やかで美しいコバルトブルーを目の当たりにすると感動すること間違いなし!
天気が良い日は、空の色と重なってさらに青く見えるそうですよ。

屋根付きの和風露天足湯は、源泉100%!
団体でも一度に入れるくらい広い足湯で、温度は少し熱めです。
雨の日も屋根があるおかげで濡れる心配もなく、ゆっくり足湯を楽しめます。バリアフリーになっているので、どなたでも安心して利用することが可能です。

大きなお土産屋さんには、九州や大分の定番のお土産や海地獄にしか置いていないオリジナル商品など豊富に取り揃えられています。
ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

毎年9月~10月に期間限定で「夜の海地獄」が開催されています。
色鮮やかにライトアップされた園内と長屋門へのプロジェクションマッピングなどを期間限定で楽しめます。
昼とは違う幻想的な空間をぜひ満喫してみてはいかがでしょうか。

地獄めぐりをする時間がない!という方も、海地獄だけは必ず行ってほしいスポットです。

【海地獄】
住所:大分県別府市鉄輪559-1
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血の池地獄

日本最古の天然の“地獄”といわれる「血の池地獄」。
地下の高温、高圧下で自然に科学反応を起こして生じた酸化鉄、酸化マグネシウムなどを含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まります。

血の池地獄から湧き出る粘土から作られた「血の池軟膏」は、しもやけ・やけど・ひび・あかぎれなどに効果的です。
オンライン販売はしていますが、ここでしか手に入れることができないので要チェック!
訪れた記念に購入する人やお土産としても人気の商品なので、気になる方はぜひGETしてくださいね。

源泉かけ流しの足湯は、血の池地獄と同じ赤色です。
足を拭くタオルもうっすら赤く染まるので、服が汚れないように気をつけてくださいね。
足湯の近くには、鬼の自販機、鬼のテーブル、鬼の顔はめパネルなどフォトスポットがたくさんあります。
旅の思い出にぜひ撮影してみてはいかがでしょうか。

血の池地獄に隣接するお食事処「極楽亭」には、血の池名物メニューがあります。
血の池名物メニュー「血の池バーガーセット」と「地獄の極楽カレー」がおすすめ!
他にもだんご汁やとり天、地獄蒸しのご当地メニューもあり人気のお店です。
昼食や軽く休憩したいカフェの利用にぜひ立ち寄ってみてくださいね。

血の池地獄と聞くだけで恐ろしいイメージでしたが、楽しめるスポットが充実した天国のようなところです♪

【血の池地獄】
住所:大分県別府市野田778
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龍巻地獄

「龍巻地獄」の見どころは、別府市の天然記念物にも指定されている間欠泉!
噴き出す熱気と噴気は豪快で圧倒されます。
30~40分間隔の噴出という世界の名だたる間欠泉のなかでも休止時間が短いことが特徴です。
観覧席も設けられているので、ぜひその迫力を目に焼き付けてください。

4月中旬頃には色鮮やかなつつじの花が満開になり、10月には「アサキマダラ」という珍しい蝶がやってくるそうです。
龍巻農園の果樹園で収穫された季節限定の生搾りジュースやジェラートを販売しています。
その時期にしか味わえないことがたくさん詰まった魅力あるスポットです。

「龍巻地獄」と「血の池地獄」は徒歩すぐの場所。
効率的に回るなら、間欠泉の時間を確認してから回る順番を決めると良いでしょう。

【龍巻地獄】
住所:大分県別府市野田782

白池地獄

和風庭園の中に青みがかった白色の池が広がる「白池地獄」。
噴出時には透明な湯は、温度と圧力の低下により青白く変化しているのだとか。
敷地内には温泉熱を利用した「熱帯魚館」があり、アマゾンに生息するピラニアやピルクルなど数種類の珍しい熱帯魚を見ることができます。

他の地獄にはない落ち着いた雰囲気が魅力!
風情ある庭園をゆったりと散策しながら、日によって変化が楽しめる池の色を眺めてみるのはいかかでしょうか。
小高い場所から池を眺めるとハート型にも見えるため、写真スポットとしても人気です。

【白池地獄】
住所:大分県別府市鉄輪283-1
>>公式サイトはこちら

鬼石坊主地獄

灰色の熱泥がボコボコと沸騰する様子が“僧侶の頭のように膨れて坊主頭のようだ”ということから「鬼石坊主地獄」と呼ばれているのです。
粘土質の泥中に湯玉が次々と湧き上がる様子は、不思議でずっと眺めてしまいます。

足湯は円形になっているのが特徴で、輪の中に入って一体感を味わうことができます。
日帰り入浴ができる温泉施設「鬼石の湯」もあり、足湯だけでなく温泉が楽しめるのも嬉しいですね!

鬼石名物「地獄蒸し焼きプリン」と「温泉ゆでたまご」も味わってほしいですが、その他にも豊富なメニューがあります。
源泉で蒸した「小籠包」や「山菜セイロおこわ」は絶品です!

地獄見物をしながら、美味しい食事と温泉で満足感の高い人気の地獄。
ゆっくりとくつろげる足湯は、地獄めぐりの合間の休憩にもおすすめです。

【鬼石坊主地獄】
住所:大分県別府市鉄輪559-1
>>公式サイトはこちら

鬼山地獄

「鬼山地獄」は、地下187mから自然に噴き出している沸騰泉です。
日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育を始めたことでも有名で、別名“ワニ地獄”とも呼ばれています。
広大なワニ池にはクロコダイルやアリゲーターが約80頭!
毎週、土曜日と日曜日には飼育員がエサやりを行う様子を観察することができます。
普段は寝転がっているワニたちが今にも柵から出てきそうな勢いでジャンプして食いつく様子は見どころです。
エサやりの時間に合わせて来園すると良いでしょう。
まだ小さい赤ちゃんワニの姿を見ることができるかも…
その他にも、世界一の長寿を記録したワニの剥製や貴重なガビアルの骨格標本などのワニに関する展示もしています。

【鬼山地獄】
住所:大分県別府市鉄輪559-1

かまど地獄

古来より氏神・竃門八幡宮の大祭に地獄の噴気で御供飯を炊いていたことが「かまど地獄」の名前の由来です。
1丁目から6丁目までの6つのエリアに分かれているため、1つの地獄でたっぷり楽しむことができます。

温泉を体験できるコーナーでは、飲む温泉、手・足湯「蒸し湯」、のど・お肌に保湿効果を与えてくれる「肌の湯」など、があります。
さらに、「煙の実験」は線香の火を吹きかけると、まるで雲のように蒸気が立ち昇ります。
スタッフの実演は分かりやすく、目で見て学べることに魅了されます。

園内を満喫した後は、売店コーナーへ!
かまど地獄限定の「醤油ぷりん」や名物の「温泉ピータン」はおすすめです。
小・中・大でサイズが選べる「赤鬼ソフト」は唐辛子とシナモンがかかった甘辛なお味?!
地獄に行ったら、ぜひ食べてみてくださいね。

売店の前には屋根付きの足湯があり、場所によって温度が異なります。
ミルキーブルーのお湯の温度は45度とかなり熱めです。
「砂むし足湯」は、底に熱い砂が沈んでいて、足をズブズブと埋めて砂湯みたいに楽しむことができます。
自分に合った温度の場所を探して、思い思いのひとときを過ごしてはいかかでしょうか。

この地獄にいる時間は、ずーっと楽しめること間違いなし!
アトラクション要素満載の地獄は、お子様連れの家族にもおすすめです。

【かまど地獄】
住所:大分県別府市鉄輪621
>>公式サイトはこちら

「地獄めぐり」の所要時間はどれくらい?

すべての地獄を巡るのにかかる時間は、3~4時間です。
徒歩で回れるスポットと距離のあるスポットがあるため車やバス、レンタサイクルの利用が必要になります。
時間がない!という方は、徒歩で回れるスポットをいくつか回るのも良いでしょう。
「海地獄」「血の池地獄」「かまど地獄」は満足度が高いのでぜひ行ってみてくださいね!
もちろん、どれも魅力あるスポットなのでコンプリートがおすすめです。

「地獄めぐり」をお得に巡る方法

観光バスの利用

初めて地獄に行くという方は観光バスがとても快適!
バスガイドさんによる観光案内と地獄観覧料も込みの料金でお得です。
予約も不要で毎日運行しています。
>>観光バスで行く「別府地獄めぐりコース」はこちら

共通観覧券の購入

すべての地獄を見たい方は共通観覧券を購入した方がお得です。
翌日まで有効期間があるので、2日に分けて観光することも可能になります。
購入は観光案内所やそれぞれの地獄で販売しているため、当日でも大丈夫ですよ!
>>共通観覧券について詳しくはこちら